借金があるのに病気になって「手術した方が良い」と言われた。

スポンサーリンク

 

 最近、口の中に「これおかしくない??」って思うことがあったので口腔外科に行くまでに不安なことなどいろいろ書いた。

www.irukasan.com

 

www.irukasan.com

 

 自分自身の症状をいろいろとネットで検索しても出てこなかった。ネットに出ている症状に当てはまらないことであまり気にする必要がないのかもしれないと思う半面、逆に重い病気なのでは無いのかと思わされて不安になりながら診察の日になった。

 

 診察の当日、「重大な病気だったら自分の抱えている借金はどうなるのだろう?」と結果を知りたくないという気持ちしかなく足取りが重かったが、頑張って病院に向かった。

 

 

診察の結果

f:id:pprp:20170314044253j:plain

 

 初めに症状がどのようなものか、助手の方が聞いてきたり見てくれたりしたのですが急に「写真を取りますね~」と言ってきたので僕はこの症状は「あっこれは気にしなくていいんですよ~」っていうほどの軽いことではないんだろうなと思った。

 

 それからしばらくして先生が口の中を見せると「ノギス取ってー」と言った。

 

 「あぁ、そっかやっぱり放置しておける症状ではなかったんだ...」と心の中でとても残念に思った。しかし、残念がる時間も少ししか与えられず、次にこう言われた「なっつさん...血管にできる腫瘍てご存知ですか?」ーーえっまさか口腔ガンなの?

動揺し始めた僕に先生はこう話した。

 「ガンとかそういったものではないんだけれどね?血管腫っていう病気です。血管腫は一応良性の部類に入るんだけれど、今後のことを考えると手術して取ってしまったほうがいい。運が悪いことに歯ぎしりや食いしばりをするなっつさんは寝ている間に噛んでしまう恐れがある。そして手術するのが難しい部分であって、紹介状は書いてあげるから大学病院とかで手術をした方がいい。」

 「僕は今後の事を考えたら手術をした方が良いと思うよ。」

 

 そう言われた。

 

 血管腫という言葉だけならまだ動揺しなかったかもしれない。

 「手術」という言葉を聞いた途端に後ろから思いっきり飛び蹴りされたくらいの衝撃で、体の力がスッと抜けた。

 

 そして先生はこう言った。

 

 「この話を聞いてなっつさんはどう思いましたか?」

 

 えっ、どうってなに?

 

 何も言えない

 答えられない。

 答えるのは次の日じゃダメなの?

 

手術という言葉を聞いてその場から逃げ出したくなった。

 

「した方がいい」というと言うことは本当に手術をした方が今後の為なんだろう。

 

 もちろん、手術をする事を今までに体験をしたことがないから不安な面もあって怖いとも言える。けれど、僕には借金がある。

 

 僕には選択肢が一つしかない。

 

 「正直に言ってどうして良いかわからないです...」

選択肢は一つしかないけれど、こう答えた。

 

 先生は「じゃあ、様子を見ましょう」と言って僕の口の中に出来た血管腫は今のところそのままにする事になった。

 

帰り道

f:id:pprp:20180125184812j:plain

 雨がザーザー降る中、傘を差して最寄りの駅に向かって下を向きながら歩いた。

 

 傘を持つ手には水滴がどんどん落ちてくるーーこんな気持ちになるのはいつ以来だろうか

 

 借金のある僕が大学病院の手術を受けられるほどの余裕があるか?

 

「ない。」

 

手術をする為にお金を借りられるか?

 

「ない。」

 

 なら、僕の手術代はどこから出てくるんだ?

 

「どこからも出てこない。」

 

親に借りれば良いじゃない?

 

 実際に言われた言葉だ。

 ただ、借金で母に助けてもらっておいて「手術代も助けてください。」だなんて言えない。そもそも、こんなに迷惑を掛けていると言う事を考えたら「病気になった。」だなんて言うことができない。

 

言えない。

これ以上、母に迷惑絶対に掛けららない。

迷惑を掛けるわけにいかない。

 

なぜ借金に苦しんでいる今にこんなに事になるのだろう?

なぜ借金をしているのだろう。

 

「お金がない」

 

その苦しさを思い知った。

 

これが自分だからまだ良いのかもしれない。

 

自分ではなく家族だったり大切な人だったらどうだったのだろう?

 

 そう考えただけで、借金を抱えてどうしようもない状況の無力さを痛感する。

「お金が無いから、借りられないから助けられない」

こんなに情けないことなんてないのだろう。

 

そんな風に色々な事を考えたら、これまでの自分の行動に後悔しかなかった。

 

その時に後悔しない選択を今までしてきたつもりだった。結果論なのかもしれないけれど、結果的には時間が経ってみれば間違いだった。

 

 無理をして借金をしてでも同棲生活をしたいと言ってきた彼女にハッキリと無理だと言えずに流されてしまったこと。

 

 これがすべての始まりだったんだろう。ハッキリと言葉を口にするだけで今の人生は無かったのに、それが出来なかっただけで今の人生になり、これからも借金という枷を引き立って時間を無駄にして生きていく。

 

後悔だらけだ。

 

本当に何をしているんだろう。

 

こんな自分にしてしまった自分がとても許せなくて悔しい。

 

これから...

f:id:pprp:20170319031359j:plain

血管腫を様子見すると言っても、不安しかない。良性とは言われているけれどもしかして悪性になったりしないのだろうか?他に転移したりしないのだろうか?

色々な事を考えてしまう。

 

 考えても借金で手術を出来ないのだから何を考えてもしょうがないというのが現実。

 

今、なんだか力が抜けてしまって何もやる気にならない。

 

 結局、僕は病気になってもすぐに何かをすぐに出来る人間じゃないんだなって思うと周りがよく言ってくる「真面目だよね〜とか、落ち着いているとか、ちゃんとしている」っていう言葉に対して「そんな人間じゃない!」と言いたくなってくる。

 

 小学生の頃に飛蚊症になった時、父親が死んだ時、自分を支え続けてくれた犬が死んだ時、そして自分が病気になったと知った今。

 

 そんな時に「普通に生きている人っていいな」って心の底から羨ましく思った。

 

 普通じゃないことをカッコいいと思って普通じゃないことに憧れてきたけれど、普通が1番いい事に気が付いた。

いろいろなものを失って。

 

母にこれ以上迷惑を掛けたくない。母の人生を邪魔したくない。

 今回の事で本当にこのままでは母に迷惑を掛けたままになってしまうと思うと辛くて苦しい。

 

 この血管腫を今後どうするのかは正直わからないしどうなっていくかわからない。

ただ、結末はどうなっても母の人生ならこれ以上の迷惑を掛けない結末になるような行動をして行こうと思う。

 

 

 あーあ!生きるって本当に大変だな!!ーー心からそう思う。

 

 

 ただ、何事にもやる気を無くしている場合じゃないよね....

 

f:id:pprp:20170322024652j:plain

 

自分にはまだ時間があるんだ。今はやれるだけやろう。