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パワハラ(言葉の暴力)に負けるな!20代の僕が体験した上司との戦い

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 初めて新卒で入社した会社、不安と希望を交えながら入社した場所は大学時代に法学部で学んでいたこととはまったく関係のない溶接だった。

 その溶接を始めたことがきっかけで僕の新社会人1年目はとても苦しくなってしまったのだろう。

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 そもそもパワハラとは?

  よく聞く言葉ですが、そもそもパワハラとはなんなのか明確にするために調べてみました。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。

パワハラの定義|パワハラ基本情報|あかるい職場応援団 -職場のパワーハラスメント(パワハラ)の予防・解決に向けたポータルサイト-

  

 

会社見学から半年後、社員が1人消えていた。

 大学4年生の夏、僕は面接と会社見学をさせてもらった。

 見学をさせてもらった時には3人で溶接をしていたのだけれど、入社した時には1人消えていたーー理由は聞かなかった。いや、今日は入社する僕に聞ける勇気はなかった。

 溶接の部長と初めて話をした時には悪い人ではなさそうだったので「部署が嫌で辞めたわけでは無いだろうな」と思っていた。

 

初めは優しかった

 見出しでネタバレをしてしまっているのだけれど、部長はものすごい優しかったーー1ヶ月程度だったが......

 初めて挑戦する溶接だったので出来るのか不安だったが、そんな僕に「あっちで練習していていいよー」などと急にレベルの高いことをさせず徐々に挑戦させてくれた。

 「挑戦しやすい環境で溶接の部署に入って良かった」と思っていた。

 しかし、急に言われた。

 「これからどんどんいじめるからね」

 その時の僕には言葉の意味がよくわからなかった。

 

作業中に見られると手が震えるようになった

 「いじめるからね」と言われてから、部長の僕に対する態度は急に変わった。

 ミスをする度に言われる一言がとてもきついもので、こういった体験をした人にしかわからない恐怖だと思う。

 言動や行動に圧力があって「失敗できない...失敗したらまた何を言われるかわからない...」

 それしか考えられなくて逆に変なミスをする。そこからまた部長からのきつい時間が始まる。

 そうなる事が嫌で怖くて仕方なかったので、自分のしている作業を後ろから見られ続けていると溶接している手が震えらようになった。

 

部長の事を知った

部長からの異常な圧力に耐えながら仕事をし続ける中、社員のほとんどが部長の事を嫌っている事を知った。

 それを知ると同時に知らない方が良かった事を聞いてしまった。

 「部長のせいで溶接に人が入っても耐えられないで辞めてしまう」

 僕はすぐに思ったーーまぁそうだよな。

 

 社会経験が僕より2倍、3倍多い人でもその圧力で辞めてしまうのだから相当すごい圧力だったんだと思う。

 

失敗を隠すことに必死になった。

 失敗するとたくさんの嫌な言葉ばかりが飛んできてくるので、失敗したら必死に隠すようになった。

 隠すようになったと言っても失敗した物を隠したり、内緒にしておくわけではない。

 溶接を始めた頃は失敗したものを自分で直すことが出来ず、部長に報告するしかなかった。

 それで嫌な思いをすることばかりだった。

 しかし、僕は気が付いたーー失敗したものを直せる人がもう1人いることに。

 

 失敗をしたらまずはその人(以降、山田さんの方に持っていくことにした。

 直してもらっているところを部長に目撃されて「なにこれ」と言われても「〇〇になっちゃったから山田さんに直してもらっています」と答えれば部長に酷い目にあわされることはなかったので失敗した時は山田さんを頼ることにした。

 それは山田さんだけしか助けを求められる人がいなかったということだ。

 

頼れる人がいなくなった

 山田さんに頼って、部長からの圧力によって恐怖する時間は減ったのだけれど、どうしてもミスを減らすことが出来ない。

 

初心者で才能の無い人が溶接をすると本当に難しいんだよ。

 やろうとしているのにどうしても思い通りにならないーーその中で「なんで言われたことが出来ないんだ」、「こんなのゴミだ」、「才能が無い」そんなことばかり言われる毎日はとても苦しかった。

 

 ミスが多い時は山田さんに頼ってしまう機会も多くなる。

 ある時、山田さんに言われてしまった。

 「俺はなんでも屋さんじゃない」

 

 この瞬間から僕は失敗をした時、山田さんに頼ることが出来なくなった。

 

自分でどうにかする

 すべて自分でどうにかして部長になにも言われない時間を作るしかなかった。

「溶接はここのスイッチを押せばできる」

 「仕上げはここでスイッチが入って、ここに当てれば削れる」

 それを教えてもらって後は見て覚えたり、自分で覚えるしかない環境だったのでとにかく会社のお昼休みに練習する毎日だった。

 

練習は嘘をつかない

 「練習は嘘をつく」

   僕はそう思って生きてきたし、これからもそう思って生きていくだろう。

 ただ、この時だけは練習が嘘をつくことはなかった。

 そう、なにかしらミスをしても自分で直せるようになったーー直し方がわからなくても聞くことで自分で考えて直せるようになれた。

 入社して半年後の話。

 

部長の圧力に疲れた

 物がたまたま壊れてしまったーー初めから壊れかけていたーーことを部長に伝えると「お前の使い方が悪いからだ!お前は物を大事にしない!もう買ってやらないかな!」とイチャモン付けられたり、「お前、友達失くすぞ?」と言われたりした。

 もちろん物を乱暴に扱うことなんかしないしーーむしろ部長のほうが雑ーー、友達失くすなんて思われるようなことは一切していない。

 「仕事でそこまでわけのわからないことを言われるのか」

そう思ったらなんだか疲れた。バカ上司に付き合うことに疲れた。

 

 だってそうでしょ?

 自分が気に入らないと思えば辞めさせようと圧力をかけまくって部下をやめさせるくせに「部下の人数が足りない~」なんて言うのだから。

 社員の人はみんな言うーー辞めさせていなければ優秀な人ばかりだったと。

 

新しい人

 新しく溶接に部署異動してきた人がいたーーその人は今も付き合いのある僕が1番お世話になっている人だ。

www.irukasan.com

 

 その人も僕と同じ溶接未経験者だったので、なにをやってもうまくいかない気持ちがやっと共有できる人が出来て気持ち的になんだか楽になった。

 「溶接を始めたばかりでいきなりそんなこと言われても出来るわけないですよね」 なんて愚痴を言ったり出来るような相手が出来て嬉しかった。

 しかし、未経験者ということはもう皆さんは察しがつくだろうか?

 僕と同じようにとんでもない圧力を受けることになるーーいや、なった。僕よりとても強い圧力を。

 それと同時に僕への圧力がまったく無くなった。

 簡単に言えばいじめの対象が変わっただけだった。

 最終的には明らかに自分の偏見で決めつけてその人を溶接から追い出した。

 僕のやる気が下がった

ーーその人が溶接にきてくれたから頑張ろうと思えたから。それでもその人が圧力の対象になっていたから僕に負担がなかったと考えると複雑な気持ちになる。

 

 流石に僕は怒った。

 「部下を育てるはずの上司、ましてや部長が人をやめさせまくるっていうのはどういうことなのか?」

 「僕なんかよりも真面目に真剣に考えて取り組んでいる人をやめさせるなんて絶対におかしい」

そう思った。

 

 社長に言った

  社長面談の時に僕は言った。

「なぜ、あの人を部署異動させたんですか!?!?」

 すると社長は言った。

 「だって、だめだろ」

 「これから先、利益を生み出してくれるとは思えない」

   それだけだった。

 

 笑った、笑うしかなかったーー溶接初心者がたった3ヶ月、しかも穴をあける作業しかしていないのに溶接で将来的に利益を生み出せると周りに思わせるだなんて無理な話だろwww

 面談がすべて終わった後に山田さんも社長に溶接を辞めさせた理由を聞いていた事を知った。

 山田さん曰く、部長が社長にいろいろなことを言って部署異動させたんだろうという予想だった。

 僕もそれは同感だーー何年も前から部長と社長の繋がりが会社の中で深すぎて、社長の中では【部長=絶対正義】な面があったらしいから。

 

 部長のパワハラ対ゆとり

 パワハラをする対象がいなくなったのでまた僕にパワハラという爆弾を投げつけられた。

 しかし、僕はその爆弾を避けた。

 そう、もう部長のことは無視。

 何を言われても「は~~~いwwww」、「そうなんですか~~~ww」としか言わなかったり、パワハラに対してしつこい質問攻めをしてみた。

 近づいてほしくないからこんなこともした。

 下の物を使っている時に話しかけられれば「あぶね~な!」ってなるように電源入れたまま部長に当たらないように振り返って自分にできるだけ近づけなくさせたりもしたーー少し手を伸ばせば当たる距離だ。

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 普段は絶対に危険な行為だからしない。※真似しないでください

 正直、パワハラをされているからといって普通はここまでしなかったと思う。ただ、会社の社員(他部署の部長含む) がパワハラをされていることを知っていて、その張本人の真下にいるから「どうにかして僕に関わる=危ないにして部長を僕から遠ざけないといけない」と思って危険な行為をしていたのだと思います。

 それほど精神的ダメージがあったのかもしれない。

 

 しかし、一番効果があったのがこの行動かもしれない。

 それはそうだ、完全に僕の責任だったとしてもコレで指が切れたりする痛さを知っているのだからーー僕自身も誤って切ってしまったことがあるからわかる。

 

それでも仕事は素早く正確に行いながらも部長からの命令やパワハラに関しては右から左に流す作業。

 もはやパワハラを受け流すことも自分の中では作業ゲーみたいなことになり、最終的にはいつの間にかパワハラをされることはなくなっていた。

 

 部長との戦いから数カ月後に僕は部署異動をした。理由は部長のせいではない。当時、付き合っていた彼女との将来を考えたら体に負担のある仕事をしたくないと思って社長に部署異動をお願いした。

 社長としては部長のせいで溶接を辞めたくなったと思っているそうだ。

 

 会社を辞める何ヶ月か前に同期と社長で食事会に言った時に部長の悪態を散々言った。

 社長がそのことで部長に話をしたらしいのだけれど、最初に少し静かになった後はまたパワハラが始まっていた。

 

因果応報

 僕が会社を辞めた後に同期から聞いた話だ。

 僕が辞めた後に責任を感じたらしく少しの間だけ静かになったらしいのだけれど、またパワハラがひどくなったらしい。

 そこで同期と同期の部長は社長との面談ではっきりとされてきたパワハラのことをすべて話すことで社長はやっと決断をした。

 「行動を改めないのであれば部長から降格するか退職してもらう」

 そうやって本人に言ったらしい。

 

 自分の地位、社長との深いつながりを使って周りの人を屈服させてきた部長だったけれど、今となっては部署の作業場が会社の隅っこに追いやられ、社長から監視されて後がない崖っぷちの肩身が狭い状況になった。

 

 因果応報って本当にあるんだな~と思った。

 

 後に聞いた話なのだけれど、部長の部下になってパワハラを食らった人はみんなノイローゼになって会社を辞めていったらしい。

 

 同期がパワハラ部長に止めを刺してくれたのだけれど、仕事をしていない時の部長はただのおせっかいおじさんであって、悪い人ではない事を知っているから少し複雑な気持ちだ。

 

 パワハラに出会ってしまった場合

  特に同じ年代(20代)に伝えたいのだけれど、精神的におかしくなる前に次の転職先を探したほうがいい。

 気にするな、辞める時にいろんなことを言われるかもしれないけれど、何年もパワハラされ続けるよりは楽なことだから。

 僕みたいに何かしら挑戦してみるのも良いかもしれないが、会社が普通よりゆるい環境で味方になってくれる人が多かったからできたことなので、普通はできないことだと思う。

 パワハラ上司の為に辞めてしまうのはもったいないし、馬鹿らしいのかもしれないけれど、まともに相手したり、耐え続けるほうが無駄しか無いので安心して辞めていいんだよ。

 

 決してあなたに忍耐力が無いわけではない。