2017年2月28日に僕は会社を退職しました。
円満退社でもなく、しっかり準備をして退社したわけでもない。
借金があるから退職することに悩んだけれど、単純に会社が嫌いで、社会人ってこんなに醜い存在なのかと思ってから僕の会社を辞めたいと思う気持ちはとても強くなり、それを実現させた。
2017年は会社を退職するという大イベントを最初に迎えてからいろいろなイベントを体験した。
その沢山のイベントを考えれば、婚約破棄されたことなんてちょっとした余興みたいなものだったんだと思えば大したことはないのかも知れないーーしかし、会社の余興で腹踊りをやれだなんて僕は絶対に許さん!!
1.婚約破棄
そもそも同棲生活を始めたのは婚約をしたからだった。
婚約をしていなければ同棲生活をすることすらなかっただろうーーもちろん、借金を抱えることもなかった。
3月半ばくらいに「結婚を辞めたい」
そう言われた。
その前に結婚の日を延期したり、その後に「結婚を辞めたい」と言われて断りに言ったら「やっぱり延期したい」と言われたりといろいろと結婚式場の担当者をかなり振り回してしまっていた。
だから、結婚に関してまた言われたことに関しては式場の担当者に申し訳ないなととても思っていた。
その事を彼女に伝えると...
「それがあの人達の仕事じゃん。」
そう返事が返ってきたので、「そっか,,,この人もこういう人なんだな」と僕はショックを受けた。
そんな風に彼女に対しての見る目が変わった出来事だったーーその時点で終わっていたのかも知れない。
2.同棲生活の解消
なんとなく思ってはいたけれど、婚約を解消すれば歯車が狂ったかのようにお互いにズレが生じだすのだろう。
僕自身にも何かしら心当たりがある。
彼女に言われたワガママに対して我慢して「うん、そうだね」とか「うん、いいよ」と言えなくなった自分がいた。
自分でも信じられない事を言ったのを覚えている。
彼女が「友達とすぐに会えるように都内に生きたいな」と言っているのを何回かすでに聞いていて、その時は「そうなんだ~良いかもね」とかで流していたが、ある時、僕は言ってしまった。
ーー◯◯が行くとしても俺は多分一緒にいかないよ。
いい人として生きていくことが得意な僕からしたらありえない言葉だ。
いつもなら、いや、婚約破棄する前の自分だったらきっとこういっただろう。
ーーそっか、じゃあ今度、引っ越す場所とか一緒に探したりしようね。
そうやって今では「気持ち悪いな」と思うような言葉を彼女に対して行っていたのかもしれない。
そして、ある日の朝。
彼女に「同棲生活を辞めたい」と言われた。
彼女との同棲生活を辞めることは特にショックではなかった。
単純に今まで借金をしたり、無理してまで続けてきた同棲生活をこんな簡単に終わらせられてしまうことに対してなんだか寂しくなった。
そして、借金のことも彼女が自分の両親に話をしていた。
完全に同棲生活を終わらせる気でいたのだろう。
そのまま流れるままに同棲生活は終わり、同棲生活が終わったと同時に自然と別れることになった。
多分、彼女の頭には「別れたい」しかなかったのだろう。
別れることをゴールとして婚約破棄からいろいろ計算していたという可能性も考えられるなと最近思ってきた。
そう考えると怖いなーと正直思う。
あの時は冷静に考えられなかったけれど、今になると冷静に考えられる
過去に僕の書いた記事を読むとわかると思いますが、書く度に思っていることや考え方がまったく違っているかと思います。
どの考えが間違っているとかそういうことはない、どれも自分が本気で考え、思ったことなのだから。
ただ、物事を冷静に考えるということは本当に大切なんだと今になって思い知らされた。
適当に始めたことは、適当に終わってしまう運命なのだろう。
そもそもの婚約も「結婚式場っていうものを見てみたいね〜」なんて軽い気持ちで言われ、式場の方とお話をして彼女が「結婚したいな」と言ってものすごい乗り気だったので「もう少し経ったらね」の一言を言えずに流されるまま結婚することを決めた。
ものすごい適当とは言わないけれど、こんな風に流れるままに流されて物事を決めた人は結果的に何かしらの不利益が生じることだって少なくはないんだと思う。
そして、自分で「こうしたい!」と思ったことではないから余計に後になって後悔する。
今となっては後悔しかない。
「結婚」
それに対して軽く考えていた自分の責任なのかもしれない。
婚約破棄された人に伝えたい事
婚約破棄された後にこの記事を見かけてくれる人が多いかもしれない。
せっかくだから、そんなあなたに伝えたい。
婚約破棄されても別に人生終わったわけじゃないよ。
婚約破棄され、フリーターと借金しか残らなかった僕から比べたらきっと時間が経てばまた楽しく過ごせるさ。
時間が掛かってもいい。
婚約者がいなければ自分に価値が無くなるわけじゃない。
今はひたすら泣いたり、笑ったり、ふざけたりしていればいいよ。
信じられないかもしれないけれど、そうやって過ごしていれば、婚約破棄された前後の事なんて「そんなことあったな〜」くらいな気持ちになってしまうのだから。