中学生になったらどんな生活が待っているのだろう。
不安と期待の両方を持っていた小学6年生。
卒業式から1ヶ月ほどで地獄の日々が待っているだなんて思いもしなかった。
~いじめの始まり~
小さなことから大きなことまで様々ある。
そんな様々ある理由の中から僕はいじめられている人を庇っていじめられることになった。
中学1年生の頃の話だ。
クラスにいじめられている奴が一人いた。いじめていたのは僕がよく遊ぶ連中だった。
いじめられているヤツのことが別に不憫に思えたとか同情したわけじゃないーー単純にやっていることに対して何も思わないのか?相手の気持を考えないのか?疑問がたくさん出てきたからだ。
そう思いながらも、僕はいじめられている光景を見ているだけだった。しかし、なんだか我慢できない時があって僕は言ったーー◯◯達って今こうやってされているコイツがどう思っているかわかる??自分がされたら嫌じゃないの??
即答で返ってきた。
「わからない(・∀・)」
僕は笑うしかなかったーーバカかこいつらは。
「もう辞めてやれよ!」
僕がそう言うととりあえずその場は収まった。
~次の日~
よく遊ぶ連中は僕のことを無視しだした。
それからいろいろなことをされるようになった。
された事の一部を書いてみる
・椅子をノリでベタベタにされる
・椅子の背もたれに大量の画鋲を貼り付けられる
・上履きの中に画鋲を入れられる
・夜遅く、家の目の前に溜まって大声で話したり叫ぶ
・家に何かを投げつけられる
・先輩の誕生日と言ってお金を渡せと言われる。
・僕の名前を使って告白される
・机に文字を掘られる
・教科書が消える
・シャーペンで刺される
・物を投げつけられる
・階段で後ろから押される
・自分の机が消えた
他にもいろいろあった。
なんというか、流石にここまでされると学校に行きたくもなかったし死にたくもなった。
バランスを保つはずの担任がいじめに加担してくるほど辛いことはない
許すことはしないけれど、生徒がいじめをしてくるのよりも辛かったのは担任がいじめに加担していることだった。
明らかに僕が周りのやつに何かをされているところを見ている。いや、何をされているのかを見て笑っている。
ましてや背の高かった僕をわざと一番前の席にさせ、黒板を見えづらくすることでいじめてきている奴らが僕に言う暴言を笑顔で楽しみながら聞いている奴だった。
そして、運の悪いことに僕が嫌いな教科を担当していたのが自分の担任だった。
されることは決まっている。
集中して僕に問題を出してくるーー教科書を見て答えることができない。
僕は「わからないです。」そう答えると。
「わからないですじゃねーんだよ!!!」
「ちゃんと考えろ!!」
「あーもういい。そうやって立っていろ。」
他の僕をいじめている奴に問題を出す。
「えっ、わかりません(笑)」そう答えると。
「おーそうか、ちゃんと勉強しておけよ(笑)」と担任は答える。
全然扱いが違うんですよね。
その授業がある度に憂鬱な気持ちになった。
死にたいなんて毎日思った。
いじめなら、見られる範囲はまだ狭いから良いのかもしれないが、クラス全員に見られる公開処刑を毎日受けるのが一番つらかった。
いじめられることよりも担任に助けてもらえず、頼れるはずの教師から追加ダメージをもらうことが何よりも「自分の命を絶てば楽になれるんじゃないのか?」と考えることに拍車がかかった。
たった3年我慢すれば終わることなのだろうけれど、いじめられてる側からしたら【明日】が来る事すら嫌なんだ。
毎日が「もう死にたい状態」な自分を支えてくれたのは母の一言だっただった。
母にはいじめられていることなんて一言も言っていないのだけれど、学校を休んだ日に言われたーー無理していかなくてもいいんだよ。
たった一言だったけれど、それだけで嬉しかったーーこんな状況の僕にも味方がいるんだと思えた。
今では理由なんて覚えていないけれど、変わろうと思った。
負けたらいけないと思った。
それから僕の戦いが始まった。
何をされても言われても無視。
さすがに頭にきた時はやり返した。
そうやっていると飽きたのかなんなのか、今ではわからないけれど他の面白いいじめ対象ができたらしく僕はまったくイジメられなくなった。
それでも構ってくるやつが1人いた。
そう、担任の教師だ。
いつまでもしつこく人の嫌な事を集中的にやってくる。
それでも、僕は無視した。
馬鹿にされても怒鳴られても何をされても無視し続けた。
もはや担任を人だとは思っていないので完全に無視。いないものだと思って学校生活を3年間過ごした。
幸いにも2年、3年の時に関わる機会はほぼなかったが、2年の時に喧嘩をして自分だけ物凄い説教をされるとか、3年の時にやむを得ない理由で遅刻をしたら「他の学校に転向しろ」とか言われたくらいの関わりしかなかった。
それでも3年の時に言われた言葉で「この人に相当嫌われているんだな」と思った。
それ以降はいじめーー孤立はあったけれどーーとはまったく無関係な人間になった。
周りにイジメられている人がいなければ自分もイジメられない。
中学1年生の頃から10年ほど経っているけれど、今でも忘れられない出来事だ。
一緒に遊んだりしていた人達にいじめられた記憶より、担任にいじめられていた記憶の方が鮮明に心に刻み込まれている。
あの日々が良かったなんて思わない。
思わないけれど、大抵のことなら流せるようになったのは間違いなくあの日々があったからだ。
教師だからと言って助けてくれるわけではない。普通が普通じゃないことなんていくらでもある。そんなことも学んだ。
「担任が生徒にいじめなどの行為を行った」
そんな情報を見るだけで思い出す。一生許すことのできないヅラ教師のことを。
まとめ
これが僕のいじめられていた時の話だ。
いじめには色々なパターンがある。
ただ、いじめている側は何も変わろうとする気持ちはない。
運が良かった僕が言うのもおかしいかもしれないが、自分が変わる以外に環境を変える手段なんてないーーそれが現実だろう。
いじめに関しての問題はとても難しいことだし、人によって考え方が違うと思う。例えば「いじめられるやつが悪い」とかそういう考えの人だっているわけなのだから。
いろんな考えの人がいるなか、学生の見本になるはずの僕達大人がいじめを平気でやっているのだからいくら注意しても無くなるわけないよね。
そして、いじめられても自ら命を絶ってはいけないとよく聞くけれど、実際にいじめられている人にしかわからない気持ちだと思う。
正直、僕はその選択肢を選ぶことも一つの選択肢だし勇気だと思う。
「死にたい」
僕にだって毎日思っていた時期があったーー気がつけば右手に包丁を持っていたりした。
今は借金をしてまったく関係のないところで苦しんでしまっているけれど、生きていて良かったと思えている。
生きていくことで幸せになれるかはわからないけれど、生きていればそのうち良いことはあるんじゃないだろうか?僕はそう思うーー僕は沢山あった。
だから、僕としてはものすごい辛くて苦しいと思うけれど生きていてほしい。
自ら命を経つことの勇気があるのならその環境と戦えるはず。
学校に行かないでバックレることだって立派な行動だと思うーーそれだって現状と戦っている証拠だよ。
たとえ学校を卒業したり、高校に進学しないと生きていけない人生なんて無いのだから諦めないでほしい。
目に見えない変化でもいい。行動を起こすことに意味がある。
いじめられているあなたは何も悪くない。
しょうもない奴やしょうもない教師の為に自分や家族の貴重な人生を無駄にしないでほしい。
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P.S
【いじめ】という難しい問題を自分の気持ちをそのまま書いたものなので、誰かしらの反感を買って「炎上したらどうしよう」なんて不安もありましたーー影響力が強くなかったり、あまり人の目に触れるブログではないので炎上することはないかな?と言う気持ちもあった。
ただ、精神的なダメージを負うけれど炎上をしてしまったとしても「それでもいい」と思っていましたーー正直、シェアやTwitterなどで普通に広まってくれることを望みますが...たとえどんな形だとしても広まればそれだけ伝えたい人の目に触れる機会が増えるのだから。
今もいじめをされている人がこの記事を読んで、楽しい人生を送る為のちょっとしたきっかけを掴めていれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。