学生の頃、毎日同じようスーツを着て、朝早く電車に乗ってクタクタになるサラリーマンを見て「40年間もこんな毎日を送るのは嫌だ」そう思っていた。
気が付けば、自分がなりたくない、送りたくない生活よりかなり下の生活を今送っている。
誰がこんな借金まみれの生活を僕がすることになるのだと予想できたのだろう。
いや、僕のことなのだから誰にも予想できるわけがないか。
縛られている生活
縛られていると言ったら大袈裟なのかもしれない。けれど、ほぼそう言ってしまっていいと思う。
アレをしたい、コレをしたい。
そう思った時にお金が無い。
自由に使えることができるお金が無いんだ。
そもそも、給料を貰っているのにも関わらず全て支払いで消えてしまって何も出来ない。記事に書いているからわかっている方はすぐわかると思う。
少しでもお金を増やそうと支払いに使うお金をスロットに投資したことが何度も何度もある。
結果はこの通りーー今、借金を滞納している。
「結局は給料で手に入ったお金は支払いに取っておく」
それしか借金のある僕には選択肢が無い。
普通は幸せなことだ
こんなこと書いているのだけど、今のように好きでもないことを毎日やって解放される日まで過ごしたくもない。
人によって幸せの形はそれぞれある。変な話、今の借金生活が幸せだと感じる人だっているのだろうーー少なくとも僕は幸せだとは思わないが。
しかし、普通に生活することは1番とは言わないが、十分に幸せなことなんだと思う。
普通に普通でいられる、何気ない毎日を過ごせることはとても幸せな事だ。
他人が羨ましい
まったく自分とは関係のない他人を見ていても羨ましく思うことが多々ある。
楽しそうに居酒屋で呑んでいる人、楽しそうに何かを食べ歩いている人。
そんな人達を見ると羨ましくなる。
今の僕には出来ない。いや、できるけれど借金を抱えた状態で楽しいことをするのと、何も抱えていない状態で楽しいことをするのでは全然違う。
今の状態でも楽しいことをすれば楽しい、でも、借金を抱えていなかった時は心の底から楽しめていた。
心の底から楽しめている人達がとても羨ましくて、早く自分もそんな風になりたいと切実に思う。
それでも借金を返して生きていかなければならない
社会で生きて行く中で裏技ーー借金ーーを使ったのだから生きていかなければならない。
ドラゴンボールで例えるなら、界王拳2倍しか使えないのに無理して4倍使ったのだから、今その反動を受けるべくして受けているような状態だ。
それはわかっているのだけれど、やっぱり今の状態はとても辛い。
同棲生活にお金を使うために借金をして、その同棲生活が終わり、別れた。
「なら、今まで何のために借金をしてきたのだろう?」
ギャンブルと同じようにただ無駄にお金を使っただけ。
何も残ることのない借金をした為に今こんな生活をしていると考えるとものすごい悔しい気持ちになる。
借金生活をどうにかしようとしてお金を減らしていったことは後悔していない。でも、人との関係を保つ為にした借金はものすごい後悔している。
もしも借金をするのであれば、借金をしなければ死んでしまうくらいの状況じゃないと使ってはいけない最終手段なのだと思う。
この記事を読んで、借金をする時は本当の最終手段でなければならないという意識を持ってもらえたら幸いです。